お知らせ
萩原圭祐先生(大阪大学 微生物病研究所 招へい教授)による専門外来のご案内
2025年11月26日
当院では、 萩原圭祐先生(大阪大学微生物病研究所 招へい教授)による「がんケトン食療法外来」、「漢方と先進治療をあわせた融合医学外来」を行っています。
萩原先生による専門外来について
すべて保険診療・予約制となります。
がんケトン食療法外来
がんケトン食療法は、糖質を控え、脂質を増やすことで、肝臓においてケトン体を産生させて、体の代謝環境を整える食事療法です。
がんになると食事はどうしたらいいのか?多くの患者さんは悩んでいます。がんケトン食療法は、その悩みに応える、がんの標準治療の臨床効果を高める栄養支持療法になります。
がんケトン食療法はその効果を検証するため、2013〜2025年に大阪大学医学部附属病院で臨床試験を行いました。その結果、がんケトン食療法は標準治療の効果を高め、生活の質(QOL)を向上させるとして、臨床効果や安全性が報告されています。
「癌ケトン食治療コンソーシアム」研究成果。進行性がん患者で新しいケトン食療法による有望な結果
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2020/20200730_1
進行がん患者の生存期間を劇的に改善
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2023/20230524_2
当外来においても、基幹病院の治療方針を踏まえ、がんケトン食療法でがん患者さんをサポートしております。
「標準治療と合わせて、何かできないか?」とお考えの方はご相談ください。
漢方と先進治療をあわせた融合医学外来
関節リウマチは、関節が炎症を起こして軟骨や骨が破壊され関節の変形が進行する病気です。
20世紀までは治らない難病でしたが、21世紀になり炎症性サイトカインという免疫に関わる微量たんぱく質を抑える抗サイトカイン療法が登場し、劇的に治療成績がよくなりました。
萩原先生は免疫内科時代に大阪大学発の生物製剤トシリズマブ(商品名:アクテムラ)の開発に初期から参加し、市販されている多くの生物製剤・分子標的薬にも治験医師として参加した経験から、この分野の薬剤に精通しているリウマチ指導医です。
加えて、様々な免疫難病の治療経験から漢方にも精通しており、漢方指導医の資格も有しています。
これらの経験を活かし、漢方内科科長時代は「伝統医学の知恵」と「先端医学の技術」をあわせた融合医学を提唱し、ガンや免疫難治疾患、神経疾患などの融合医学を実践しました。
融合医学外来では、標準治療に加えて漢方の併用等を行い治療を進め、臨床効果を上げていきます。
現在の治療でお悩みの方は、気軽にご相談ください。
萩原圭祐 プロフィール
著書
・ケトン食の名医が教える 糖質制限はやらなくていい エビデンスにもとづいた科学的に正しい食事:ダイヤモンド社(https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4478116504/diamondinc-22/)
・漢方がみちびく心と体のレジリエンス(回復力):大阪大学出版会(https://www.osaka-up.or.jp/book.php?isbn=978-4-87259-642-7)
経歴
1994年3月:広島大学医学部医学科 卒業
2004年3月:大阪大学医学系大学院博士課程 修了
2006年3月:大阪大学免疫アレルギー内科助教(外来医長)
2011年7月:大阪大学大学院医学系研究科 漢方医学寄附講座 准教授 大阪大学医学部附属病院 漢方内科科長兼任(~2025年3月)
2017年4月:大阪大学大学院医学系研究科 先進融合医学共同研究講座 特任教授
2025年5月〜:大阪大学, 微生物病研究所 招へい教授
所属学会・資格
- 日本内科学会(総合内科専門医、内科指導医)
- 日本リウマチ学会(リウマチ専門医、リウマチ指導医、リウマチ学会評議員)
- 日本東洋医学会(漢方専門医、漢方指導医)
- 日本ケトン食療法学会 理事長
ご予約・お問い合わせ
萩原先生による各種専門外来はすべて保険診療、予約制となっています。
がん治療でお悩みの方、ケトン食療法にご興味のある方は遠慮なく、一度当クリニック受付、または以下からお電話でご相談ください。
☎ 06-6832-8635
リウマチなどの免疫疾患、アレルギーなどでお困りの方、体の不調で漢方治療を受けてみたい方などもご相談ください。
<外来情報>
医療機関名:医療法人ロングウッド 前田クリニック(IRセンター)
住所:〒565-0874 大阪府吹田市古江台4丁目119 ディオス北千里1番館 2階
電話番号:06-6832-8635
診療時間:毎週火曜・木曜 午前診 9:00-12:00
休診日:年末年始、祭日




